故障と間違われるトラブル 

      

 TIG溶接機

アーク(高周波)が出ない 前面にあるフリースローのダイヤルが回ってしまっていませんか。 フリースローとはトーチスイッチを引いて、高周波が出るまでの時間を調整するダイヤル。                      0にしておくとすぐ高周波はすぐ出るが2次側延長を長くとっていると、ガスがトーチまでくるのに時間がかかる。
 テスト内容 結果
 
高周波ギャップ 0.8mm   (新品時) 2次側延長3本(60m)+8mトーチ アース20m ×
2次側延長2本(40m)+8mトーチ アース20m ×
2次側延長1本(20m)+8mトーチ アース20m
高周波ギャップ 1.1mm  (調整)      2次側延長3本(60m)+8mトーチ アース20m
2次側延長2本(40m)+8mトーチ アース20m
2次側延長1本(20m)+8mトーチ アース20m
 TR-5型は高周波ギャップが1.1mm  TR-6型は0.8mmにセットされている。近年回りにデジタル搭載機械が増えたため、高周波ノイズが影響をおよぼす恐れがあるので、このように改造されています。タッチスタ−トならどの長さでもすぐアークがでます。
高周波は出るが溶接電流が出ない 初期電流のつまみが0になっていませんか
WCT及びアース線は確実にセットされていますか
 
 チェンソー
 止まってまま動かない  安全ロックがきいていませんか。

 プラズマ切断機
 異常ランプが点灯  コンプレッサー圧が低いと  最適は4.5〜5.0
  電源の電圧が低くても高くてもだめ 200〜210Vが最適
   
   

  半自動溶接機
   異常を連絡してきた場合の一番多い原因は電源の電圧降下です。                                       発電機を50サイクル 200Vで使用している場合が多いです。
 例1 送給装置のモーターが回らない。インチングも働かない
  結果
  1次側電源が単相になっていた。目視ではわからない場合があるのでテスターで確認する事
 例2  溶接アークが安定しない。KH-500でガウジングが使えない。
  結果
  2次側(出力端子側)が反対になっていた。
 
 
 
 
 
 磁気ボール盤 
 A-3000の場合
 1.ドリルがまわない
  磁石のスイッチを入れ、すぐにドリルの回転スイッチを入れた場合ドリルは回わりません。安全構造上
 磁石のスイッチをいれて一呼吸(1〜2秒)おいてからドリルの回転スイッチを入れて下さい。